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商品コード:
9784863251427

田中正造 その生と信仰

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片手に憲法

 片手に聖書

 田中正造は、谷中の戦いの中で、己れの生をキリスト教の信仰に委ね、現実にしっかり腰を据えて神の道=人の道を歩むのであるが、それは宗教的人間になることではなく、「人間になる」ことであった。彼のまなざしは、この世が進歩と力と未来を夢みる中で、しっかと終末と裁きを見据えていた。彼は、死の直前、〈大雨にうたれたゝかれ重荷挽く 牛の車の跡かたもなし〉と、自分の戦いの生涯を歌に表しているが、しかし今日、彼の戦いの跡は鮮やかに甦り、比類なく現代的意義をもって我々に迫まってくる。死に瀕した田中正造の最後の祈りは、「現在を救い給へ、現在を救い給へ、ありのままを救い給へ」であった。(「はじめに」より)

目次
 はじめに
 プロローグ

第一章 名主時代
 一 小中村に生を受ける
 二 若き名主
 三 領主六角家との戦い
 四 今日は今日主義
 五 時代の混迷の中で
 六 戦いの後に

第二章 江刺県花輪時代
 一 東京への旅立ち
 二 江刺県の小官吏として
 三 冤罪で入牢
 四 帰郷

第三章 栃木県会議員時代
 一 待望の時
 二 政治への発心
 三 政治改革の事業へ
 四 自由民権運動の高揚の中で
 五 県令三島通庸との戦い
 六 正造の教育・議員・地方自治観

第四章 衆議院議員時代
 一 国政の舞台へ
 二 鉱毒問題との出会い
 三 足尾銅山の歴史
 四 政府・古河の欺瞞に抗して
 五 人民の権利の確立をめざして
 六 時弊の根源に迫る
 七 政府・古河の更なる欺瞞に抗して
 八 大洪水のたび重なる襲来
 九 押出しに望みをかけて
 一〇 一室に独り泣く
 一一 保木間の約束
 一二 川俣の惨劇
 一三 政治への決別
 一四 直訴

第五章 谷中村時代
 一 直訴のあと
 二 聖書との出会い
 三 信仰の高みへ
 四 関東大洪水の余波
 五 谷中村の廃村への道
 六 鉱毒被害民の運動の停滞
 七 谷中に入る
 八 キリスト教信仰の深まり
 九 強制破壊の前兆
 一〇 キリスト教信仰の更なる深まり
 一一 谷中村の強制破壊
 一二 谷中人民の中に入る
 一三 辛酸桂境に入る
 一四 広き憲法の構想
 一五 谷中代人生として
 一六 河川調査行脚・治水観の成熟
 一七 天地を砕く行為
一八 正造の文明観
 一九 天国に行く道普請
 二〇 神を見る
 二一 我々を見捨てる神
 二二 無力で弱い、苦しむ神
 二三 「何とて我を」

 エピローグ
 おわりに
 〔追記〕その後の谷中村
 〔参考文献〕
出版社一麦出版社(日キ販) ジャンル評論・エッセイ・読み物・その他
作曲者編・著・監修石田健 著
グレード刊行日2022/10/13
総ページ数ページサイズ長辺:190mm×短辺:130mm
厚み25mm重さ393g
版型四六判編成

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