この楽譜集が生まれた経緯には同名のインストゥルメンタルCDが起点となっています。
ごくシンプルに編曲演奏されているCD､と言いますのも「聴きながら一緒に歌って楽しめるように」という発想が根底にあるからですが、楽譜集とCDの音源も楽想の深いところで通底するものとなっています。

ただし、合唱編曲集と言うよりは愛唱歌集という意味合いの作品ですから、必ずしも音源をそのまま楽譜化するという事ではなく、日常の合唱運動の中で活用して頂けるように楽譜は編纂されています。歌われる方、演奏される方、みなさまの好みやスキルに合わせて、そのまま使って頂くのも良し、CDの雰囲気を取捨選択して取り込んだ表現をして頂くのも楽しい事でしょう。曲によってはギター等の弦楽器で伴奏する事が可能なものも有ります。

お馴染みの曲たちのお馴染みの魅力に新鮮な魅力を付け加え、この楽譜集を道標として「新しい大切なうた」を響かせて頂けますように願っています。