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宮地楽器 国立音楽大学店

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商品コード:
4571325248966

RP アルトリコーダーで演奏するバッハソナタイ短調BWV1020

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販売価格(税込)
1,980
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★スコア冊子・・・A4サイズ20ページ
  ・曲目解説
  ・アルトリコーダー運指表

 ★別冊リコーダーパート譜 8ページ

★付属CD 内容
  (1)各楽章の伴奏
  (2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
  (3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
  (4)上級者向け「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
   ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(電子楽器を使用)

★収録曲の難易度(指回り難度)
  第1楽章 C2
  第2楽章 B1
  第3楽章 C2
  
★解題★

 バッハ全集の番号がついていますが、大バッハの作品ではないだろうということになっています。息子カール・フィリップ・エマニュエルバッハの作風を思わせますが、「この時期の彼の作風とはちがう」という意見もあり、はっきりしません。旋律のみ、あるいは通奏低音のみが、大バッハか息子バッハの誰かの手になり、残りの部分は弟子筋のだれかの手になる、などということも考えられます。

 そういうわけですので、版の問題も複雑で、権威あるいくつかの版どうしで、あちこち異なっています。極端な場合は、途中の1小節まるごとがあったりなかったりという個所もいくつかあるほどです。

 しかし、長らくバッハの作品だと信じられていただけのことはあり、情熱的に訴えかけてくる表現力の強いテーマといい、力強い展開、詩的な味わいといい、第1級の音楽作品であることは間違いありません。音域などから考えて、フラウト・トラヴェルソかバロックオーボエのための作品だと考えられますが、旧バッハ全集ではヴァイオリンソナタに分類されていました。


★解説★

 曲は3楽章からなっています。

 第1楽章はアレグロで、長い序奏を受けて独奏楽器(リコーダー)が、身をよじって搾り出すような印象的なテーマを歌います(これがいかにもカール・フィリップ・エマニュエルを思わせるのですが)。たえず16分音符の動きを基調として進みながら、熱い思いのたけを吐露するかのような音楽です。

 第2楽章はアダージョで、あたたかい変ホ長調の音楽になります。息の長いメロディーで、なぐさめるような、あるいは瞑想するようなおもむきがありますが、ときに熱い思いがこみあげてくるところがあります。

 第3楽章は再びアレグロとなり、やはり16分音符の動きを基調とする、第1楽章よりもいっそうスピード感のある音楽です。つまり、同じようでも、第1楽章に比べると音楽はひたひたと前に向かって進む感じが強く、直線的なところに魅力があるのです。


J. S. バッハ

~~音楽史上屈指の巨人~~


★あまりにも偉大なバッハ★

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、音楽史上でも屈指の偉大な作曲家です。没後250年以上も経つというのに、その作品は、今もCD録音や演奏会でさかんに取り上げられているというだけではなく、ジャズをはじめとする現代のさまざまなミュージシャンによって繰り返しアレンジされ、親しまれています。バッハの一族には作曲家が多いので、とくにJ.S.バッハのことを「大バッハ」と呼ぶことがあるのもご存知でしょう。

 ヘンデルやテレマンが、イタリア音楽やイギリス音楽から明るい洗練された趣味を学んで自分の作風を作り上げていったのに比べると、バッハの場合は生涯ドイツの宮廷や教会から外に出ることのなかった、ある意味ではもっともドイツ的な作風の作曲家だと言えるでしょう。しかし、そのバッハが、テレマンやヘンデル以上の普遍性を獲得し、高い評価と人気を得ている。この事実からは、いろいろなことを考えさせられます。


★リコーダー曲の作曲家としてのバッハ★

 大バッハには、残念ながら、チェンバロ伴奏(通奏低音伴奏)でリコーダーが演奏するように意図されたとみられる作品はみつかっていないようです。「フラウト・トラヴェルソ」と呼ばれるバロック時代のフルートのための曲ならばたくさんあるし、また、管弦楽曲や声楽作品でリコーダーを用いた例はたくさんあるのですが・・・。

 ことに、「ブランデンブルグ協奏曲」とよばれる6曲セットの管弦楽曲集においては、その2番と4番とでリコーダーが独奏楽器の一つとして取り上げられ、大活躍しています。(探査機「ボイジャー」に積み込まれた地球文化を代表する芸術作品にもこれらの曲が選ばれたそうです。つまりリコーダーは地球を代表する音楽でもちゃんと活躍しているわけですね。) しかし、独奏ソナタとなると、バッハはフラウト・トラベルソのほうを好んだようなのです。



★バッハのフルートソナタなどをリコーダーで演奏すること★

 そこで、リコーダーJPでは、バッハがフラウト・トラヴェルソやヴァイオリンなどを指定している独奏曲を、リコーダーで演奏しやすいように移調したり少し直したりした楽譜と伴奏CDを制作しています。ある楽器のための曲を別の楽器に移植することは、バロック作品において当時からはしばしば行われていたことです。

 ただやはり、概して、演奏はなかなか難しいのです。テレマンなどが「指回りが速いために難しい」のに対して、バッハの場合は「音が複雑な動きをするので難しい」傾向が強いように思われます。

 しかし、音楽としての良さは最高ですから、がんばり甲斐はあります。テレマンと同じで、ゆっくりな楽章ならずいぶんやさしいですし、速い楽章についても、リコーダーJPは練習用のゆっくりな伴奏も、またその切り分け部分伴奏もCDに収録してお届けしますから、無理のない形で、じっくりと腰を据えて取り組んでいただけます。今後長い間たいへん息の長い楽しみを提供してくれる、最高の価値のある曲たちだと言えるでしょう。
出版社リコーダーJP ジャンルリコーダー曲集
作曲者編・著・監修
グレード刊行日2020/02/01
総ページ数ページサイズ長辺:297mm×短辺:210mm
厚み3mm重さ134g
版型A4編成

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