打楽器の持つ楽器ごとの個性的かつ民俗的な音色が際立つ３重奏。<br><br>この作品は2006年、第2回寺田由美マリンバ＆パーカッションリサイタルで初演されました。<br>元々はマリンバ独奏のための作品でしたが、今回の収録・楽譜出版のために打楽器3重奏に拡大改訂を行いました。<br>20世紀の芸術に大きな影響を与えたロシアの作曲家イーゴリ（イゴール）・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキー。彼の代表作であるバレエ音楽『春の祭典』、そして今回の改訂では『兵士の物語』の断片を元に、私なりの表現で作曲をしました。<br>曲はシンプルな構成ですが、木の音、土俗的な太鼓の音などを感じて頂けたら嬉しいです。また演奏の際は、様々な音色を想像しながらフレーズ、リズムを表現していただけたらと思います。<br>最後に、収録に際し真摯で本当に素晴らしい音楽表現をしてくださった寺田由美さん、牧野美沙さん、吉田開さんに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。(清水大輔)<br><br>〈楽器の代用について〉<br>Maracas はShakerでの代用も可能です。<br><br>初演：寺田由美パーカッション・アンサンブル「ドライヴ」<br>Perc.1　吉田 開<br>Perc.2　牧野 美沙<br>Perc.3　寺田 由美<br><br>編成<br>Percussion<br>3 Tom-toms<br>Suspended Cymbal<br>Maracas (Shaker)<br>Hi-hat Cymbal<br><br>Vibraphone & Marimba<br><br>Marimba