1943年ごろに篠崎弘嗣が編集し、その後およそ80年にわたりヴァイオリン学習者に愛用され続けている歴史的名著『篠崎ヴァイオリン教本』（全4巻）への導入書として知られる『子供のバイオリン教本』が、『こどもの篠崎ヴァイオリン教本』として生まれ変わりました。<br>内容はそのままに、新たな撮り下ろし写真や学習者へ向けたワークのページを盛り込み、既存の説明文をよりわかりやすい現代調へとアップデートしています。<br>本書は幼年者に向けたヴァイオリン入門の手引きとして編纂されており、ヴァイオリン演奏の基礎や聴覚を、楽しい曲でわかりやすく訓練できます。収載曲の多くはイ長調で、幼い初心者でも左指が押さえやすく、音程もとりやすいよう配慮されています。<br>姿勢や弓の持ち方、使い方に関する写真やイラストも収載されているため、正しい楽器の持ち方をきちんと学ぶことができます。<br>付属CDには本書収載の全曲が篠崎功子氏の演奏で収録されています。練習する曲の録音を聞きながら歌ったり、曲をしっかり覚えてから弾いたり、さらには自宅でおさらいする時の音のお手本としても活用できます。