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4571325250228

SR-127 ヴァレンタイン ソナタ集 第8巻

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ソナタ ハ長調 作品2-10
★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成っています。ヴァレンタインは、後年になるほど、遅いテンポの楽章に音階的な走句を中心とする装飾をたくさん書き込むようになるのですが、この曲の第1楽章にはその片鱗が伺えます。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。付点の跳ねるリズムと三連リズム(さらに均分リズムも)が混用されており、どのように演奏するかの判断が必要です。ここでは「すべて区別」して演奏することにしました。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子の快速感のある楽章です。踊るように音階的に下ってくるモチーフが全編でよく活躍します。低音とていねいに対話しながら音楽が進められるのも特徴でしょう。

 第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子。イ短調で独奏楽器が歌い出し、低音がそれを模倣して始まります。続いて三連符や付点の跳ねるリズムなど独奏楽器が何か新しいことをやるたびに低音が追随するという形で進みます。最後はフリギア終止。

 第4楽章は8分の6拍子のジーグで、アレグロと指定されています。快活で変化に富み、形もピタリと決まった感じのある佳品です。
 
 
 ソナタ 変ロ長調 作品2-11
 ★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★
 4つの楽章から成り、はつらつとした若々しい音楽性が実に魅力的な傑作です。

 第1楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定され、4分の4拍子。親しみやすい旋律の歌謡的な音楽です。Vivaceという指定ですが、その気持ちは忘れないようにしつつ、テンポについては、少し遅めで演奏するのがよいと思います。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子。リズミカルな面白さが出色の快速楽章です。石村睦さんの通奏低音実施がまたヴァレンタインの音楽に感応して躍動していて抜群の面白さ。

 第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。第2楽章の余韻が残るなか、きよらかに歌うリコーダーを、励ますように通奏低音が支えます。

 第4楽章はアレグロのジークで、8分の12拍子。生き生きとして表情豊かな、すばらしい終曲です。ここでの石村睦さんの通奏低音実施は、アマチュア愛好家向きの少し遅めのテンポを想定されたもので、躍動感あふれ、破天荒の面白さです。しかし、もっと速いテンポで演奏する解釈のほうがオーセンティックではあるでしょう。
 
 
 ソナタ ヘ長調 作品2-12
 ★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 「作品2」のトリを務めるだけあって、いろいろな工夫の凝らされた意欲作です。

 第1楽章がグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。短い音型を執拗に用いて旋律を形成します。親しみやすい、平明な語り口です。最後は、アダージョ・エ・ピアノ(ゆっくりと静かに)の指定でやすらかな感じで半終止します。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。通奏低音より1小節先行して独奏楽器が力強いテーマを奏して始まります。16分音符連続のかろやかなモチーフが魅力的です。

 第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。独奏楽器を低音が2小節遅れで追いかける同度(2オクターブ差)のカノンとして書かれています。終止でいったん前半をしめくくったあと、後半も同様に同度のカノンとして始まりますが、最後は6度(1オクターブ+6度)違いの模倣に切り替えてまとめています。

 第4楽章は再びアレグロで、後期バロックの器楽曲では珍しい、8分の9拍子の軽快なジークです。しかも途中ではわざわざ拍子を4分の3拍子に書き換えてのヘミオラが挟まれ、めざましい効果を上げます。
出版社リコーダーJP ジャンルリコーダー曲集
作曲者編・著・監修
グレード刊行日2021/2/24
総ページ数48ページサイズ長辺:297mm×短辺:210mm
厚み4mm重さ215g
版型A4編成

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