本号の表紙を飾ったのは、日本に先駆けてエンターテイメント業界なども活気を取り戻しつつある米国を代表する人気ジャズテナー奏者マーク・ターナーです。現在は西海岸に居を構えている彼ですが、ニューヨークを訪れた際にキャッチ。アートの分野に進むことも考えていたという意外なエピソードを含むドラマティックなキャリアを振り返ってもらうとともに、現在の活動の様子も語ってくれました。
第1特集は、ここ数年で発売となった比較的新しいモデルを一挙に集めたマウスピースの試奏検証企画「いま注目のJazz/Fusion系マウスピース吹き比べ26本〈アルト編〉」。若手人気プレイヤー横田寛之氏が詳しく吹き比べてくれました。そして、付属ダウンロード音源と連動した第2特集は「探偵・刑事ものドラマ・アニメ主題歌の演奏ポイントを盗め！」と題して、お馴染みのドラマやアニメの名主題歌にフォーカスしました。模範演奏はジャズ・サックス・アンサンブル｢HIBI★Chazz-K」のリーダーとしても活躍する、ひび則彦氏に担当してもらいました。付属ダウンロード音源のカラオケや演奏アドバイス付きの楽譜を活用すれば、老若男女に幅広く人気のナンバーを様々な場面で披露することができます。
そして、去る6月26日に惜しまれつつ逝去された、日本を代表するサクソフォン奏者である土岐英史氏の追悼記事も企画しました。そのほかにも楽器や周辺グッズの新製品情報や動画連動の誌上レッスンなど、今回も盛りだくさんの内容でお届けしています。