今号の表紙は本邦サックス界およびジャズ界を代表するカリスマである二人、菊地成孔と矢野沙織の両氏という豪華な顔合わせです。スター・プレイヤーならではのオーラを放つ、雰囲気満点のカバー写真となりました。同じウッドストーンの楽器を愛用するという共通点を持ち、このところ音楽活動でも急接近中の二人ですが、巻頭Cover Storyの対談でも息の合ったトーク・ジャムを展開してくれました。
特集は2本。まずは去る3月2日に惜しまれつつ逝去したジャズ偉人ウェイン・ショーターの追悼企画。そして付属ダウンロード音源と連動した特集は、初夏から盛夏へと向かうこれからのシーズンにもぴったりなアメリカン・ポップスがテーマです。模範演奏は様々なユニットやバンドで引く手数多となっている美貌の実力派プレイヤー寺地美穂さんが担当してくれました。全曲ともに演奏アドバイス付きの楽譜とカラオケがそろっているので、是非マスターして様々な機会に披露してください。また、付録音源には、連載「サックス名曲！アンサンブル道場」と連動したAKIマツモトさんによるピアノ伴奏音源も用意しています！さらに、特別企画として2023年度 全日本吹奏楽コンクールの課題曲攻略法をOsaka Shion Wind Orchestraのサックス奏者としてお馴染みの田端直美さんにレクチャーしてもらいました。
そのほかにも楽器や周辺グッズの新製品情報や動画連動の誌上レッスンなど、今回も盛りだくさんの内容でお届けしています。