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RP ベリンツァーニ アルトリコーダーソナタ イ短調 作品3-6
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1720年にベネチアで出版された、アルトリコーダーと通奏低音のための12曲のソナタ集に収められた作品です。モチーフの造形がくっきりとしていて印象が鮮やかで、説得力のある展開が行なわれていく、実力を感じさせる作風です。
★解説★
第2楽章と第4楽章には発想指定がありませんが、明らかに快速楽章ですから、「緩急緩急」の「教会ソナタ」型のソナタです。ベリンツァーニらしい緻密な音楽づくりが光る快作。要所で用いられる「減七」の和音の陰鬱な響きも効果を上げています。
第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。示された主題を十分に活用して濃密な音楽がつくられていきます。突然導入される付点の跳ねるリズムの新鮮な効果、収束に入るときの絶妙な偽終止など、どこをとってもすばらしい。
第2楽章は4分の2拍子の活発な楽曲です。中低音で速い動きが多いのでモゴモゴしてしまいやすく、鮮やかに演奏するのはなかなか難しいのですが、はなやかな効果を上げつつくっきりとして説得力のある表現内容をくりひろげていきます。絶品と言ってもいいでしょう。
第3楽章は再びラルゴで、4分の4拍子。ヘ長調で、リズミカルに、かつ柔和に始まりますが、しだいに緊張を高めて行き、最後はイ短調を確立したうえでフリギア終止になります。
第4楽章は8分の12拍子で、独奏楽器は3音セットの下降分散和音を連ねることにほとんど終始して進められる音楽です。それとともに、二部形式の前半・後半ともに独奏楽器に最後の終止音がなく、寸前で吹き終えるようになっているのが顕著な特徴です。これについてはバッハのマニフィカトBWV243に類例があるのがわかりましたが、バッハの作は1723年なので、ベリンツァーニのソナタ(1720年出版)の方が先例です。そして、バッハのこの処理については、デイヴィッド・マンロウのCD'The Art of the Recorder'のマンロウ自身によるライナーノートに「富める者は空腹のまま帰らされることを私たちに思い出させます(井上亨訳)」とあり、なるほどバッハの場合はそうだったらしい。しかしベリンツァーニの意図は奈辺にありや、依然として私にはわかりません。ともあれ、独創的で力強いみごとな終曲であることは誰もが認めるのではないでしょうか。
| 出版社 | リコーダーJP | ジャンル | リコーダー曲集 |
|---|---|---|---|
| 作曲者 | 編・著・監修 | ||
| グレード | 刊行日 | 2023/10/01 | |
| 総ページ数 | 16ページ | サイズ | 長辺:297mm×短辺:210mm |
| 厚み | 3mm | 重さ | 98g |
| 版型 | A4 | 編成 |
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