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SR-189 ビガリア ソナタ集 第3巻

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アルトリコーダーソナタ
ハ長調 作品1-11

★解題★

 ディオジェニオ・ビガリア神父の12曲から成る「ヴァイオリンまたは flauto と通奏低音のためのソナタ集」が、「作品1」として1722年ごろアムステルダムで出版されました。タイトルにある「flauto」は、この場合は、どうやらリコーダーと横吹きフルート(フラウト・トラヴェルソ)の両方を念頭に置いた言い方だったらしく、全12曲のうち、番号で言うと第3、4、6、9、10、12番にあたる6曲のソナタが、音域や調性からみてアルトリコーダー用で、他の6曲はフラウト・トラヴェルソ用とみられています。

 しかし、第11番もアルトリコーダーの音域外の音がほぼ含まれておらず、アルトリコーダーでの演奏も十分可能です。


★解説★

 本作がその第11番で、4楽章構成の生き生きとした傑作です。3つの楽章は完全にアルトリコーダーの音域におさまっていますし、第2楽章にたったひとつだけ音域外の音がありますが、これもごく自然に音域内の音に変更が可能。アルトリコーダーでの演奏をあきらめるのはまったく惜しい作品だと思います。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子で、くっきりとした旋律線で描ききった名品です。ただ、2拍目から始まるのですが、これがどうも4拍子の2拍目とは感じにくく、むしろ4分の4拍子であるとすれば4拍目のように感じられます。あるいはいっそ、最初の2拍分は4分の2拍子の1小節目、続く3拍は4分の3拍子で1小節を構成しているのではないか、とでも考えたくなるほどです。いずれにせよ、かなり変則的な拍数のフレーズ割りになっており、それも面白さの源泉になっています。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。鮮やかに一閃するような下降音階で始まり、爽快きわまる快速感を持つ音楽をくりひろげていきます。同一音型を「もう1回か?」と思うほど何度も繰り返したり、短い音型にもとづくゼクエンツを「まだ行くの?」と思うほど長く引っ張ったりするのはビガリアらしい語り口ですが、それがことごとく魅力的な効果を上げています。56小節最後に本作唯一の音域外音「(低い)レ」があります。しかし平行箇所などから考えると、アルトリコーダー音域内音である「低いソ」でもかまわない、という以上に、むしろ「低いソ」の方が良いのではないか、とさえ思われます。もしかすると、「無理にでもリコーダー用と横吹きフルート用を半々の6曲ずつとしたい」との考えがあったなど、何か特別な事情が影響しているのかも知れません。

 第3楽章はアンダンテ(歩くように)、4分の3拍子です。前後半をそれぞれ繰り返す二部形式。両部分とも、2小節の動機を執拗に用いて音楽を組み立てていき、ヘミオラで終止するという形で、カッチリとまとめられています。

 第4楽章は再びアレグロで、4分の3拍子。かなり速い音楽でしょう。この楽章だけはリピートの指定がないので、ストレートで一気に駆け抜けます。演奏上のポイントとしては、まず、エコー効果の指定されたフレーズ(多数あります)をどう演奏するか。また、2拍目に多用されている「前打音+二分音符」を、不均等に(つまり前打音をごく短く)演奏するか、それとも四分音符2つとして演奏するかによっても、演奏の様相は大きく違ってきます。


※ 演奏例がお聴きいただけます

・第1楽章 
・第2楽章 
・第3楽章
・第4楽章 B3
C2
B2
C1

※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー&MIDIチェンバロ演奏: 石田誠司




アルトリコーダーソナタ
ヘ長調 作品1-12

★解題★

 ディオジェニオ・ビガリア神父の12曲から成る「ヴァイオリンまたは flauto と通奏低音のためのソナタ集」が、「作品1」として1722年ごろアムステルダムで出版されました。タイトルにある「flauto」は、この場合は、どうやらリコーダーと横吹きフルート(フラウト・トラヴェルソ)の両方を念頭に置いた言い方だったらしく、全12曲のうち、番号で言うと第3、4、6、9、10、12番にあたる6曲のソナタが、音域や調性からみてアルトリコーダー用で、他の6曲はフラウト・トラヴェルソ用とみられています。

 しかし、第11番もアルトリコーダーの音域外の音がほぼ含まれておらず、アルトリコーダーでの演奏も十分可能です。


★解説★

 本作は最後の第12番で、曲集の最後を飾るにふさわしい秀作だと思います。

 第1楽章はグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。通奏低音に促されるようにしずしずと、つぶやくように始まり、付点の跳ねるリズムで急速に力を増してハ長調に終始する第1フレーズ、山形のモチーフでしだいに競りあがっていきニ短調に終始する第2フレーズ、そして最初のモチーフを再現して収束に向かう第3フレーズと短い終結の句があるという構成です。珠玉のような開始楽章となりました。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。きっぱりとした感じに始まって、16分音符でジグザグに下る重要なモチーフが続きます。全曲にわりこのモチーフが大活躍する運動性に満ちた楽章です。また、低音が同音を連打する上でくりひろげられる切迫感に満ちたせり上がりも強く印象に残ります。

 第3楽章はアフェトゥオーソ(愛情深く)、4分の3拍子です。1小節からいきなり「ナポリ」の和音が切なく響き、増音程の進行も効果的に取り入れて哀切に歌い進めます。終わり近くで「ナポリの付加6度の和音」とでも呼べばいいのか、何とも不思議な感じの下行分散和音が2度繰り返して奏でられるのが、忘れられない印象を残します。

 第4楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、8分の6拍子です。躍動感あふれるすばらしい終曲で、16分音符で始まって途中から32分音符になる装飾的な上行音階があちこちで用いられているのが特徴のひとつです。ただ、問題は16分音符のあいだはスラーがかかっておらず、途中32分音符になってからスラーが始まるように印刷されている箇所が(とくに楽章前半に)多いことです。常識的にはこのような装飾的音階は全体を一息で一気に行きたいところでしょう。本曲集は、全体としてはなはだ疑問点の多い出来の楽譜ですので、これも印刷段階の間違いなのかも知れません。


※ 演奏例がお聴きいただけます

・第1楽章 
・第2楽章 
・第3楽章
・第4楽章 B2
C2
B2
C3

※A1~C3で示したのは「指回り難易度」です。
※リコーダー&MIDIチェンバロ演奏: 石田誠司
出版社リコーダーJP ジャンルリコーダー曲集
作曲者編・著・監修
グレード刊行日2026/05/01
総ページ数36ページサイズ長辺:297mm×短辺:210mm
厚み6mm重さ180g
版型A4編成

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