本号の表紙をクールかつエキサイティングに飾ったのは、ニューヨークの地下鉄駅構内やストリートでのパフォーマンスで話題となり、YouTube動画で人気が爆発し、いま世界的に注目を集めているバリトンサックス奏者のレオ・Pです。日本のメディアとしては初めての本格的インタビューを現地フィラデルフィアで敢行しました。プレイと同様にブッ飛んだヴィジュアルで登場してくれた彼が、コロナ禍を吹き飛ばすようにエネルギッシュに語ってくれました。
特集は、現在第一線で活躍する人気プロ奏者たちにもあった初心者だった時代にフォーカスした企画「あの人気プレイヤーにもそんな時代があった！私がビギナーだったころ」。奏者20人へのアンケートと、田中拓也、中山拓海の両氏によるビギナー脱却に役立つエクササイズを用意しました。
そして、今回よりCDからダウンロード方式へ変更となった付属音源と連動する楽譜のテーマは「映画＆テレビにまつわる名曲を吹きこなす！」。映画やテレビなどの映像とともに人々の記憶に残っている名曲をピックアップしました。最近ではYouTuberとしても人気の実力派プレイヤー近藤淳氏が美しく端正な演奏を披露してくれました。付属ダウンロードはカラオケも用意されているので、演奏アドバイス付きの楽譜で気分良く演奏することができます。
インタビューには、ニューアルバムをリリースする小林香織さん、ジョー・ロヴァーノ氏。神崎ひさあき氏の連載ゲストにはマイケル・パウロ氏が登場。そのほかにも動画連動の誌上レッスンなど、今回も盛りだくさんの内容でお届けしています。