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RP G. サンマルティーニ アルトリコーダーソナタ ハ長調 シブレー写本第25番
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サンマルティーニの通奏低音つきソロソナタばかり27曲を集めた、「シブレー写本(Sibley Manuscript)」と呼ばれる筆写譜があります(ロチェスター大学所蔵)。このうち15曲がリコーダー用のソナタで、最大の数を占めています。(ほかはオーボエ用、ヴァイオリン用、横吹きフルート用など。)
サンマルティーニのリコーダー用ソナタの出版作品はあまりたくさん残っていませんので、これが貴重なソースのひとつになっています。
★解説★
4楽章構成で、いちおう「緩急緩急」ということになるかも知れません。しかし、第1楽章のアンダンテはかなり活発に動きながら前へ前へと進んでいく感じが強く、その意味でまさにバロック的な(いわば本来の意味での)「アンダンテ」であって、ゆったりとした感じのアダージョやラルゴ、グラーヴェなどの楽章から始まる「教会ソナタ型」とは違ってきています。すべての楽章が霊感に満ちたすばらしい出来で、名品の多い「シブレー」の中でも屈指の名作であるだけでなく、バロックソナタ全体を通じてみても傑作のひとつだと言えるでしょう。
第1楽章はアンダンテ(歩くように)4分の4拍子です。鋭く跳ねるリズムを基調とするテーマで始まりますが、独特なひろびろとした感じはサンマルティーニの真骨頂です。前半をト長調でしめくくると、後半もこのテーマで始まりますが、近親の短調を中心に激しく転調を繰り返しながら力強い展開をおこないます。やがて三連符による分散和音音型でクライマックスを築いたあと、またテーマを扱う音楽が回帰して収束に入って行きます。非常に充実した開始楽章になりました。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。元気のいい決然とした感じのテーマで始まり、多彩なリズムを駆使して颯爽と語り進めます。低音と2拍ずれて奏される上行音階のエピソードが耳に残ります。後半になると、第1楽章と同様に短調に傾きつつさかんに転調をおこなう展開になります。半音階的な動きを多く取り入れた嵐のような連続16分音符を駆使してクライマックスを築くと、やがてまたテーマを扱う音楽が再現されてしめくくられます。
第3楽章は4分の3拍子で、再びアンダンテと指定されています。イ短調のいくらか哀切な感じの主題で始まますが、間もなく同音連打とトリル音を組み合わせた印象的なモチーフが披露され、これが重要な役割を演じて行きます。後半では上昇音階によるエピソードが力強くクライマックスを築きます。不思議な魅力に満ちた楽章です。
第4楽章は8分の3拍子で、再びアレグロ。主和音の分散を力強く打ち付ける音の跳躍の多い主題で始まり、やがて16分音符で動く副主題に移ります。後半では主として副主題が展開され、最後まで緩みのない音楽が繰り広げられます。
※演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(C-1)
第2楽章(B-1)
第3楽章(C-1)
第3楽章(C-1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
| 出版社 | リコーダーJP | ジャンル | リコーダー曲集 |
|---|---|---|---|
| 作曲者 | 編・著・監修 | ||
| グレード | 刊行日 | 2026/11/01 | |
| 総ページ数 | 24ページ | サイズ | 長辺:297mm×短辺:210mm |
| 厚み | 4mm | 重さ | 144g |
| 版型 | A4 | 編成 |
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